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肩こり対策にはストレッチポールを。押さえるべき2つのポイント

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肩こりを治すには運動と生活習慣の改善が必要です。運動といっても筋トレやジョギングなど色々ありますし、時間がなくて中々出来ないという方も多いと思います。今回は比較的簡単に身体的にも精神的にもリフレッシュすることができ、肩こり改善を期待できるアイテムとしてストレッチポールを紹介していきます。

肩こりの原因は筋肉のコリによる影響が多い

肩こりのほとんどは不良姿勢を持続することで、筋肉が血行不良を起こして疼痛物質を放出する、というものがほとんどです。

他にも肩こりの原因がいくつかありますが、

 

それはこちらの「肩こり解消の近道はメカニズムを知る事。5つの要因が鍵。」で紹介していますのでご参照下さい。

また、肩こり対策の日常生活改善編は「肩こりの治療に大事な2つのポイント。生活習慣を見直せばよくなります。」で紹介していますのでご参照下さい。

 

デスクワークで座りっぱなし、育児で長時間抱っこをする事が多いなど、現代人の大きな悩みとして定着しつつある肩こり。

最初はあまり気にならなくても、長時間の不良姿勢を続けていれば筋肉も徐々に固くなっていきます。

そして、徐々に血流が悪くなって肩こりが出現してしまうのです。

 

これを放置していると、肩こりが出現するまでの時間が徐々に短くなり、肩こりの強度が強くなったり頭痛が出現したりしてしまいます。

これでは仕事や育児、家事にも支障が出てしまいますね。

同じ姿勢でいる時、特に座りっぱなしの姿勢では背中が丸まり、体の前側の筋肉(大胸筋など)がガチガチに固まってしまいます。

 

そうすると、体を伸ばしにくくなって、どんどん不良姿勢が悪化していきます。

という事は運動で体の前側の筋肉を緩めて、血行が良くなればいいという事なんです。

肩こりを改善するために目をつけるポイントが2つあります。

「不良姿勢の改善」

「心身のリラックス」

この2つを効率よく最大限に引き出せるのが、このストレッチポールです。

肩こり解消に必要な2つのポイント

まず筋肉が凝り固まって出来た肩こりの対処法として、「不良姿勢の改善」と「心身のリラックス」を得られるかどうかがポイントとなります。

不良姿勢の改善

デスクワークなどで長時間座りっぱなしでいると、背中が丸まってしまい、体の前側の筋肉が固まって伸びづらくなります。

この背中が丸まった姿勢では頭が前側に位置し、更に首や・肩に負担をかけてしまうんです。

そのため、姿勢の改善は必要になってくるんですね。

 

ストレッチポールを使用すればこの上に仰向けになるだけで、背筋が伸びて体の前側の筋肉がストレッチされます。

そして、本来あるべき負担の少ない姿勢に修正されていきます。

心身のリラックス

肩こりにとって、このリラックス効果を得られるかどうかが、個人的に最大のポイントであると思っています。

人はストレスなどでリラックス出来ていないと、身体中の筋肉を緊張させやすくしてしまうんです。

その場合、いくらストレッチポールを使用しても、効果は得られにくくなります。

 

これは肩こり以外の疾患でも言える事です。

経験上の話ですが、ストレスや不安を抱えている人はどうしても回復までに時間がかかります。

特に首と腰は精神的影響を受けやすい部位と言われているんです。

 

ストレッチポールを使用する時のポイントは「落ち着ける空間の確保」と「深呼吸」です。

そうすればリラックス出来て、ストレッチポールの効果を最大限に引き出せます。

ストレッチポールによる姿勢改善とリラックスのメカニズム

ではどのようなメカニズムで効果を発揮しているのかを見ていきます。

姿勢改善のメカニズム

ストレッチポールに乗ると、ちょうどポールが背骨に沿って当たります。

そして背骨をちょうどよく伸ばし、本来あるべきS字カーブの状態に修正してくれるんです。

人の背骨を横から見ると、頚椎と腰椎は前側に反っており、胸椎は後方に沿っているのが自然です。

 

日常生活で崩れた姿勢を修正し、重力による負担を最小限にする事ができます。

また、胸の前側にある大胸筋などを効果的にストレッチする事ができます。

そして、肩甲骨の位置もちょうど良いポジションに修正されるんです。

 

たった乗るだけなのに複数の部位が一気に修正されます。

良い姿勢って口で対象者に説明するのは中々難しいのですが、ストレッチポールがあれば乗るだけで良い姿勢が体験できるので、とても助かります。

心身のリラックスのメカニズム

ストレッチポールの上に横になると、自分の体の重さを利用して筋肉がストレッチされ、段々と脱力を意識できます。

体の前側が伸ばされるため、筋肉が程よく伸ばされ、体の緊張がほどけやすくなります。

そうすると、副交感神経も優位に働くようになり、更に全身の緊張が段々とほどけていきます。

 

つまりストレッチポールに乗るだけで、良い連鎖が起きて身体中の力が抜けてリラックスできるんです。

この時のポイントとしては、

・深呼吸をする

・身体中から力が抜けていくように意識する

・余計なことを考えない

これらを意識する事が大事です。

そうすれば自然とリラックス出来て、ストレッチの効果を最大限に発揮する事ができます。

 

ストレッチポールの準備から運動まで

では実際にどうやるのかを説明していきます。

個人的に仕事場でもよく使い、効果のあるエクササイズを抜粋してみました。

 

まずストレッチポールの基本的な姿勢編です。

そして次にエクササイズ編です。

この胸開き運動は一番効くと思います。

ポイントとしては深呼吸しながら筋肉が伸びた状態で20秒ストレッチしましょう。

そして次は小さな揺らぎ運動です。これもオススメです。全身の脱力に有効です。

今紹介したもの以外にもエクササイズは沢山あります。

少し画質は粗いですが、こちらもご参照ください。

 

最後に

肩こりが悪化すると集中力が低下して、仕事や家庭に様々な支障が出てきます。

最悪の場合、人間関係の悪化に繋がったり、うつ症状が出現するようになったりもします。

そうはなりたくないですよね?

 

私は整形外科で理学療法士をしていますが、このストレッチポールを治療の一環として使用しています。

ただメインの治療アプローチというよりも、治療の導入の段階で心身がリラックスした状態を作るために使用します。

緊張していたり、全身が硬直していたらどんな運動もストレッチも効果を発揮できませんからね、

 

家庭で使用する場合も、仕事に出勤する前や就寝前にストレッチポールを使用できると効果的です。

そうすれば、背筋が伸びて集中力もアップして、仕事や家事も効率よくこなせるようになります。

ちょっと大げさかもしれませんが、結果的に家族の幸せに繋がってきます。

 

肩こりで集中力が切れやすい方、デスクワークが辛くなってきた方、育児や家事で心身共に疲弊している方にオススメです。

ストレッチポールがあれば身体的な問題だけでなく、精神的なリラックスを得る事ができます。

肩こりを解消して楽しい人生を、存分に楽しんでいきましょう。

 

ABOUT ME
TAKERU
名前:TAKERU。職業:理学療法士(Physical Therapist:PT)。育メン(修行中)。PTパパブロガー。整形外科で理学療法士をしながら、ママと一緒に育児を頑張る育メン修行中のパパ。千葉のど田舎出身で、生まれてからずーっと千葉県民。人見知りだけど、絡みたがり屋です。この育児ブログが色々な人達との交流の架け橋になればと思い、仕事もブログも日々奮闘中です。