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【赤ちゃんの頭部変形対策!】結局ヘルメットは効果ないのでは?

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生まれたばかりの赤ちゃんは、頭の形が変形している子が多いもの。我が家の息子は斜頭症で、頭の片側が平べったくなっていました。息子の場合、ほとんど右側を向いていましたからね。頭にかかる圧が偏ったためだと思われます。しかし、現在生後8ヶ月経過しましたが、全然気にならなくなりました。今まで頭部の変形に対して色々対策を行ってきましたので、息子の場合どうだったのか紹介していきます。

なぜ赤ちゃんの頭は変形するの?

この頭蓋変形ですが、原因については大まかに2つに分けられます。

病気による頭蓋変形



水頭症や頭蓋骨縫合早期癒合症などがそうです。この場合は医学的な対応が必要となります。

外的要因による頭蓋変形



子宮の広さの影響や出産の際の産道の広さの影響による先天的なケースと、寝ている時の向きグセなどの影響を受ける後天的なケースがあります。

また、遺伝的な理由もあります。日本人などのアジア人は頭部が横に広く、顔や頭が平べったいという特徴があります。

日本人の頭部は短頭症に近い特徴があるため、これはしょうがないところでもあります。

なぜ赤ちゃんの頭は変形しやすいかというと、赤ちゃんの頭蓋骨は柔らかいため。

 

柔らかいので、同じ部分に圧が加わり続けると変形してしまいます。

ですが、成長とともに頭蓋骨も段々と固くなっていくもの。

そもそもなぜ赤ちゃんの頭は柔らかいのかというと、出産時に赤ちゃんが産道を通りやすくするためです

 

また、赤ちゃんの頭部前面に触れると柔らかい部分があります。

ここは「大泉門」と言われ、骨がない部分。

大泉門は成長とともになくなり、固くなります。

 

頭部変形の原因ですが、ほとんどの場合、外的要因によるものが多いです

息子の場合は出産時に吸引分娩で頭頂部を吸盤で引っ張ったため、軽い吸盤の跡がつきました。

しかし、これはすぐに無くなりましたし、変形もほぼありませんでした。

 

また、息子は寝るときに右上ばかりを向く、向きグセがあります。

常に右を向いており、左向きで寝ることはほとんどありませんでした。

左側から声をかけたり、寝ている時にそっと手で頭の位置を修正しましたが、効果はほぼなし。

頭の変形の種類は?

基本的に以下の3種類です。

斜頭症

頭蓋変形の中で比較的多く、頭の片側が凹んだり、平べったくなっています。向きグセで左右どちらかを向いていることが多いとなりやすいです。

短頭症

いわゆる絶壁と呼ばれています。頭が異常に幅広く、額が突出して両側に広がっているなどの特徴があります。

長時間仰向けでいる事が多いと起こりやすいです。

長頭症

頭が全体的に長く、とがった形をしています。病的な影響もある場合があります。その時は医療機関での対応となります。

赤ちゃんの頭蓋変形が治る期間

一般的に赤ちゃんの頭蓋骨は生後7ヶ月から8ヶ月くらいで固くなります

もし、パパやママで治すアプローチをするのであれば、この7,8ヶ月間が勝負です。

頭部の変形の治療は先天的・後天的関係なく効果はあるので、とりあえず頑張ってアプローチしましょう。

我が家の頭蓋変形治療の試み

生後2,3ヶ月してから、息子の頭の形が気になり始めました。

息子は右ばかりを向く向きグセがあり、斜頭症です。

かかりつけの医師に相談はしますが、「この時期の赤ちゃんはしょうがないよねー」とか「枕とか使ったり、向きグセを手でこまめに修正してあげて」としか言われません。

 

とりあえず一般的な方法しか言われませんでした。

では我が家で実践した方法を以下にまとめます。

  • ドーナツ枕を使用する
  • 向きグセがある反対方向から声かけや、TVの音などで注意を引く
  • 手でゆっくりと頭の位置を修正する
  • タオルで壁を作ってあげる

これら4つの方法を実践しました。

ドーナツ枕

これは結論から言うと、息子には効果がありませんでした

息子はドーナツ枕があっても無くても右側ばっかり向きます。

また、成長とともに動くようになり、枕を手でとってポイッとどこかに投げてしまいます。

 

ドーナツ枕は何も効果を発揮せず、お蔵入りとなりました。

向きグセがある反対方向から声かけや、TVの音などで注意を引く

左側にママが寝たり、左側にTVがある位置に息子を寝かしたりと色々しました。

結果として効果ありませんでした

たまに左側を向きますが、すぐに右を向いてしまいます。

 

この声かけ・音で注意を引く作戦も失敗に終わりました。

 

手でゆっくりと頭の位置を修正する

これも失敗でした。寝ている時にゆっくりと手で修正するのですが、すぐに右を向きます。

天井を向くように頭を修正しても、そもそも後頭部が少し出っ張っているため、頭部が不安定に。

だから左右どちらかを向くわけですが、結局右を向いてしまいます。

 

いっその事、ずっと手で支えてあげようと実践しましたが、息子の右を向く力が強くてパパは負けてしまいました。

 

タオルで壁を作ってあげる

この方法については少し効果がありました

タオルを入れると、少しだけ右を向かないでいる時間が増えました。

結果的に右を向いてしまうのですが、今までの中で一番反応がありました。

 

タオルを入れると、天井を向いていても頭が支えられるため少し安定するからです

これは少し続けてみました。

以上、4つの方法を実践しましたが、向きグセは少し修正できても変形はあまり変わりませんでした

 

どうしよう?このままだと可哀想だなーと思い、色々考えました。

生後3ヶ月が経過し、首を座って不完全な寝返りをするようになった時に良い方法を見つけました。

それがこのクッションです。

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だいぶヨレヨレですが。

これは私達夫婦が結婚する前に、パパがママに買ってあげたクリスマスプレゼントです。

確か付き合って一年目のクリスマスか、その次のクリスマスだった気がします。

 

この時はプーさんのぬいぐるみとこのクッションをプレゼントしました。

学生だったのであまり高価な物は買えませんでした。

しかし、現在このクッションが息子の役に立っています。

 

ちなみにプーさんも息子の遊び相手として健在しています。

写真 2018-03-23 21 37 00

息子の髪型が少し落ち武者みたいですね。笑

クッションの使用方法ですが、単純にこのクッションを枕代わりとして使っています

先ほども書きましたが、息子は後頭部が少し出っ張っているため、天井を向くと不安定になります。

 

それでタオルを使用すると少し安定するのでタオルを使い続けましたが、どうせならもっとフカフカで大きい物がいいと思い、このクッションに目をつけました。

すると睡眠時間も長くなりましたし、右を向く角度も浅くなり、天井を向くことが増えました

普段、息子はこんな感じで寝ています。

写真 2018-03-23 19 57 26

ポイントはクッションを背中辺りまで入れること

頭だけだと、クッションが高すぎて首に負担がかかってしまいます。

体全体を乗せると、寝返りをした時に転げ落ちてしまうリスクが。

 

背中辺りがちょうど良く、息子もリラックスして寝ることができます。

あとクッションは厚い物より、薄い方が良いでしょう。

クッションが厚いと高い位置で赤ちゃんが寝ることになるので、寝返りでうつ伏せになってしまうリスクがあります。

 

クッションは厚すぎず、沈みこみやすい物が良いでしょう。

あとはうつ伏せによる窒息には注意しましょう。

  • クッションを薄くて、沈みこみやすい物を使用しよう。
  • クッションが厚いと、うつ伏せのリスクも。

 

我が家のクッションは使い古しでだいぶペチャンコです。

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これは寝返りをして、少しずり落ちそうになっているところです。

このクッションを使用する時、首がすわったばかりの時期はパパやママが近くで見守っていましょう。

それ以外の時期でもなるべく目の届く範囲で寝かせてください。

 

幸い息子はこのクッションを使用しても、うつ伏せになりやすくなったりとかしていません

寝る時にクッションを使用して5ヶ月程経ちますが、問題なく使用しています。

ちなみに頭部変形ですが、少しは変形がありますがあまり気にならなくなってきました。

 

おそらくですが、

  • 寝返りやハイハイなどをする機会が増え、頭部に圧がかかる時間が減った。
  • クッション使用による頭部への圧が軽減された。
  • 髪の毛が生えてきて気にならなくなった。

この3つの要因が影響していると思います。

でも、思い返してみると頭が少し変形している大人って意外に多いと思います

実際パパは自分の頭の形は普通だと思っていましたが、ママに「気にならないけど、よくみると左右非対称」と言われました。

 

パパは中学・高校と野球部で坊主頭でしたが、一度もそんなこと言われたことなかったので、びっくりしました。

まあ坊主頭の時にみんな頭の形は少し違うんだな、と思うことがありましたが特に気にもとめませんでした。

多少の変形が残っても、人生には影響しないということですね

 

だから医師の方達も、対応があっさりしていたのでしょう

ただ初めての経験なので、その内治りますよーと言われても心配ですよね。笑

まあ、色々と試みる事は少しでも頭部変形の改善に効果はあるため、実践する事は良いと思います。

 

最後に

我が家は頭部変形に対して、大きめのクッションがある程度効果を発揮しました。

もし良かったら試してみてください。

ちなみにヘルメットみたいなものをつける治療もあります。

 

ただあれは赤ちゃんも嫌がることも多いらしく、夏は暑そうですね。

パパは個人的な意見として必要ないと思います。

頭蓋変形はしっかり対応すればその内軽減することが多いですし、少し残っていてもあまり気にならなくなります。

 

どうしても気になるようであれば、まずかかりつけの医師に相談してください。

ただ、もしヘルメットによる治療を試みるのであれば、色々下調べをした方がいいです。

それを使用している人達がブログを書いていたりしますので、参考にしてみてください。

 

それから赤ちゃんの立場にもなって考え、最終的な判断を下しましょう。

ABOUT ME
TAKERU
名前:TAKERU。職業:理学療法士(Physical Therapist:PT)。育メン(修行中)。PTパパブロガー。整形外科で理学療法士をしながら、ママと一緒に育児を頑張る育メン修行中のパパ。千葉のど田舎出身で、生まれてからずーっと千葉県民。人見知りだけど、絡みたがり屋です。この育児ブログが色々な人達との交流の架け橋になればと思い、仕事もブログも日々奮闘中です。