離乳食って色々大変なことが多いですよね。お粥にしたり、ペースト状にしたりと普段しないような調理方法をするわけですから。更に食材にも注意しなければなりません。赤ちゃんにとって離乳食は、食べる食事に移行するための重要な練習です。ここでは離乳食を始めるにあたって、注意すべき食材について紹介します。
目次
離乳食とは?
赤ちゃんが生まれた直後は母乳やミルクだけですが、いつかは大人と同じように食事を食べるようになります。
そのために必要な練習として、離乳食があるのです。
自治体などで離乳食に関する教室なども開いています。
よって、ほとんどのママやパパが、実際に離乳食を与える前に知識を備えている事が多くなりました。
しかし、パパの方はママよりも詳しくない、という事が多い気がします。
よく理由にされるのが、「仕事が忙しい」などですかね。
しかし、仕事で忙しいことを理由にすると、夫婦仲が悪くなる事がよくあります。
忙しいことを理由にしなくても、疲れやストレスがたまると、ママや赤ちゃんに対する反応も悪くなる事があります。
例えば、返事がテキトーになってしまったり、口調がきつくなったりする事があります。
ここはパパとして注意しなければいけないですね。
ママも忙しい、パパも忙しいとなるとお互いが大変です。
夫婦仲も悪くなる事があります。
こういう時は家族会議を開く事が大事です。
しっかり会議として話し合いをするとお互いの気持ちが理解できます。
ただ自分の主張だけをするだけではいけません。
お互い妥協することも重要です。
話が随分逸れてしまいました。
つまり、子育てに必要な知識はパパもママも同程度の内容を理解している事が大切です。
離乳食で注意すべき食材
離乳食に関する知識を得ることは大切です。
離乳食は食べ物を噛んで細かくし、飲み込むという大切な機能を育てますからね。
しかし、食べて良い物、食べてはいけない物がありますので、これはしっかりと理解してなければなりません。
一度習っていても、食材はたくさんあるので復習することも大事。
離乳食を間違えると、赤ちゃんの命にも関わる問題が発生する事があります。
特に以下の食品は注意しなければなりません。
- はちみつ
- 牛乳
- イオン飲料
- カフェイン入り飲料
- 刺身など生物
- タコやイカ
- じゃがいも
- 銀杏
- 調味料(油など)
これらの食品は、必ず覚えておきましょう。
知っていても復習してください。
ママさんはほとんど知っていると思います。
これをみているパパさんは全部知っていましたか?
知識として知らなくてもなんとなくダメだろうな、という食品もあったと思います。
はちみつ
はちみつは中毒を起こす赤ちゃんにとっては危険な食品です。これはニュースにもなったことがあります。
ボツリヌス菌の芽胞が混入している恐れがあり、乳児ボツリヌス症になるリスクがあります。
ボツリヌス菌の芽胞は土壌など広く分布しています。
また、熱に強く100度以上で熱しても死滅しません。
酸素の少ない状態でボツリヌス毒素が作られます。
このボツリヌス毒素は神経から筋肉への伝達が障害され、麻痺になります。
大人の場合はボツリヌス菌が体内に入っても、腸内細菌達にやられてしまいます。
しかし、赤ちゃんは腸内細菌が少なく、ボツリヌス菌に対する抵抗力が弱いのです。
その結果、腸内でボツリヌス菌が繁殖し、ボツリヌス毒素を放出します。
症状としては便秘、哺乳力の低下、元気がなくなる、泣き声の変化、首のすわりが悪くなる事があります。
稀に亡くなることもあります。
ただ、ほとんどの場合、適切な治療により治癒します。
ハチミツやそれが含まれるお菓子類は1歳になるまで絶対避けましょう。
牛乳
牛乳は鉄をあまり含んでいません。
牛乳といえばカルシウムですが、実はカルシウムは鉄の吸収を妨げてしまうのです。
そのため、1歳未満の子供には飲ませないようにしましょう。
鉄が欠乏して貧血になるリスクがあります。
パパも牛乳はたくさん飲ませるといけないのは知りませんでした。
パパの勉強不足です。
まあ母乳やミルクを飲ませているので、わざわざ牛乳を飲ませる事はあまりないとは思います。
イオン飲料
イオン飲料は糖分も多いので、虫歯になるリスクが増えます。
沢山飲ませるとビタミンB1不足になることもあります。
赤ちゃんが体調不良の時は、赤ちゃん用のイオン飲料にしましょう。
カフェイン飲料
カフェインは神経を興奮させる作用がありますので、赤ちゃんにとっては刺激が強いですね。
なかなか寝てくれない、などの問題が起きる事があります。
くれぐれも紅茶やコーヒーには注意しましょう。
刺身などの生物
刺身は抵抗力の弱い赤ちゃんはNGです。細菌やウイルス、寄生虫に感染するリスクがあります。
お刺身には細菌・ウイルス・寄生虫が付いている事がありますので、パパやママも注意しましょう。
ちなみにお刺身ではアニサキスが、一時期テレビで話題になっていましたね。
タコやイカなど弾力が強いもの
タコやイカは弾力性があるため、喉に詰まらせるリスクがあります。
大人にとって食べやすくても、赤ちゃんにとってはまだまだ食べにくい食材です。
餅やこんにゃくゼリーも良くないですね。
ぶどうや豆など丸っこいものは、すり潰して食べやすくしましょう。
じゃがいも・銀杏など自然毒があるもの
じゃがいもの芽や皮の緑色の部分には毒素が含まれています。
銀杏も食べすぎると中毒になるリスクがあります。
調味料や油
あとは塩分や油分の量も調節が必要です。
多すぎると胃に負担をかけます。
最後に
ここまで注意が必要な食品をアップしてきました。
これらの食品以外にも添加物の多い食品には注意しましょう。
だから食品の成分表をしっかりみたり、不明な食品は調べるか、自信がなければ食べさせない事が懸命です。
また、もし離乳食を食べた後に体調を崩した場合は病院を受診しましょう。
事前に何を食べたかをしっかり把握しておく事が大事です。
赤ちゃんはまだ消化する能力や免疫力が弱いので、注意するところが多いです。
ただ食べていい食材といけない食材は、絶対に押さえておきたい部分なので、私たち親としては注意しなければなりませんね。