赤ちゃんが生まれて5,6ヶ月といえば離乳食が始まる時期です。ママやパパは講習会に参加したり、雑誌などから情報を集めたりしましたが、いざ始まるとなると不安ばかりでした。ちゃんと食べるかなー?、うまく作れるかなー?といった具合で心配ばかり。時期によって方法も少し変わって来ますからね。今回は基本と我が家で実践してみた感想をまとめてみました。
離乳食を開始する基準
赤ちゃんにとっては口に物を入れて、ゴックンと飲み込む練習になります。
赤ちゃんもママもパパも初めての体験です。
しかし、ママやパパが緊張していると、赤ちゃんも緊張してしまうかも。
だから深呼吸して、少し落ち着いてからスタートしましょう。
緊張しない人はどんどん進めて行きましょう。
離乳食を開始する一般的な基準は以下のようになります。
- パパやママの食事の様子に興味を持ったり、口を動かしたりする事がある。
- 授乳、生活リズムが整っている。
- 唾液の量が増えて来ている。
- 唇にスプーンを当てても嫌がらない。
- 首がすわり、支えありでおすわりができる。
食事に興味を示したり、口を動かしたりする事はしっかり観察して入ればわかります。
我が家では、息子が食べ物に手を伸ばそうとしたり、食べ物を目で追ったりするような光景がみられました。
イタズラをしたかっただけかもしれませんが。
唾液量も増えてくるのも、基準になります。
ただ、最初から唾液がダラダラの赤ちゃんもいますので、わかりづらいかもしれません。
息子はいつもよだれダラダラだったため、あまりわかりませんでした。笑
唇にスプーンを当てて、嫌がらないのもポイントです。
嫌がったら、中々食べられません。
ただ、心配だから事前にスプーンを当てる練習は、しなくて大丈夫です。
赤ちゃんは自然に慣れて来ますし、物を口に含むのはこの時期の赤ちゃんの仕事です。笑
赤ちゃんにもよりますが、息子は口に何でも物を入れようとするタイプだったので、この点に関しては苦労しませんでした。
首がすわったり、ある程度お座りが出来るようになるのも重要です。
離乳食を食べる時は、なるべく体を起こした状態がオススメ。
寝かせた状態で食べるのは、赤ちゃんに負担をかけます。
大人でも横になって物を食べるのは大変ですよね。
離乳食を食べる時は、ママやパパが支えながら食べさせてあげましょう。
栄養のバランスや献立はどうする?
この時期の赤ちゃんは、栄養のほとんどをおっぱいやミルクから摂取します。
そのため、この時期の離乳食の目的は以下になります。
- 食べ物を飲み込んだり、味や舌触りに慣れること
このように赤ちゃんが、食物を噛んで飲み込むということに慣れる事が重要です。
食べ物の種類は様々です。
まずは10倍粥や、野菜のポタージュ状にしたもの1品から開始です。
量は小さじ1(5ml )から始め、少しずつ量を増やしていきましょう。
1週間くらいしたら、野菜系のビタミン・ミネラル源が取れる食品を追加しましょう。
さらに慣れて来たら、豆腐などのタンパク質源の食品も追加し、2,3品に増やしていきます。
炭水化物→ビタミン・ミネラル→タンパク質の順に増やして、慣れさせていきましょう。
ただ、まだこの時期はおっぱい・ミルク90%、離乳食10%の割合になります。
授乳は欲しがるだけあげましょう。
離乳食後に授乳しても、大丈夫です。
我が家では、一番最初は10倍粥を小さじ1の量で、食べさせていました。
息子は最初にしては、結構食べる方でしたね。
授乳も今まで通り飲んでいました。
10倍粥に慣れたら、ニンジンや、カボチャ、ほうれん草をポタージュ状にして食べさせてるように。
基本的に全部小さじ1から、始めました。
ポイントとして新しく食品を追加する時は、平日に開始します。
アレルギーなどの問題が起きても、病院受診できるからです。
離乳食の回数は?
離乳食の回数は時期によって少し違います。
1ヶ月目
1日1回で午前中にトライしましょう
2ヶ月目
1日2回に増やし、午前中と午後にトライしましょう。間は4時間空けるようにします。
日中の授乳時間の1回を離乳食にします。
午前中の理由は、比較的体調やご機嫌がいいことが多いためです。
2ヶ月目からは授乳時間の内2回を離乳食にしましょう。
間は4時間空けて、夜の19時までに与えましょう。
あまり遅い時間だと、寝る時間に消化器官が働いてしまうため、消化器官を疲れさせてしまいますし、赤ちゃんの睡眠のリズムも狂ってしまいます。
あと、午前中に離乳食を食べる理由は、アレルギーなどのトラブルが出た場合、病院の受付時間内に受診するためです。
初めてなので、何が起こるかわかりません。
リスク管理は徹底しましょう。
食べさせるときの姿勢は?
ポイントとしては、ママやパパの顔が見れる位置で食べさせる事です。
最初はママやパパの膝上に乗せ、横向きにしましょう。
上体は少しだけ、後ろに傾けましょう。
傾けすぎると、食べづらくなります。
感覚としては赤ちゃんの舌と床が、並行になる位置です。
お座りが安定したら、ベビーラックでもいいと思います。
ちなみに我が家では、5,6ヶ月は膝上で食べさせていました。
そして、7ヶ月目からベビーラックで食べさせることに。
6ヶ月目でベビーラックでもよかったのですが、最初なのでなるべく赤ちゃんが安心する膝上で、食べさせるようにしました。
息子の場合、ベビーラックに座らせると、大人しくできない事がありました。
離乳食をちゃんとに食べてくれないのではないか、という心配があったからです。
だから膝上で食べさせるようにしました。
そして、離乳食以外の時間でベビーラックに座ることに、慣れる練習をしていました。
現在はある程度、落ち着いてベビーラックに座る事ができます。
ちなみに我が家で使っているベビーラックはこちらです。
実家に帰省する際、ベビーラックを持ち帰るのは一苦労です。
我が家は折りたたみ式のベビーチェアを持ち帰っています。
よければこちらもご参照下さい。
離乳食を食べさせるポイント
スプーンには1/3程度の離乳食を乗せます。
食べ物は赤ちゃんから見える位置から、口元に近づけます。
そして、下唇に当てましょう。
そうすると赤ちゃんは、反射的に口に物を含もうとします。
口に物を含んだら、スプーンを引きます。
もし、赤ちゃんが離乳食を嫌がった時、無理に離乳食を与えないようにしましょう。
無理強いは禁物です。
食べる事が嫌いになったら、大変ですからね。
それに、栄養面はまだ気にしなくていいため、量も気にしなくていいのです。
この時期は食べるという行為に、慣れる事が重要です。
最後に
最後に離乳食のちょっとした工夫について紹介します。
それは、離乳食カレンダーを使うこと。
雑誌の付録とかでついている事があります。
我が家ではひよこクラブの離乳食カレンダーを使っています。
これは1週目はこの食品をこの量だけ、2週目はこの食品をこの量だけと、食品や量の基準が書いてあります。
食べさせられる食品の範囲内であれば、自分で食品の種類を変えてもいいかもしれません。
ただ、あまり冒険しない我が家なので、基本に忠実に実施しました。
離乳食カレンダーは自作でも良いと思います。
ただ、食品の種類や、量など最低限必要な事を前提にした上で、作成しましょう。
後は赤ちゃんが離乳食を口に含んだ時、よく口からこぼれる事が多いと思います。
これは嫌がって出しているように見えるかもしれません。
しかし、飲み込むのが赤ちゃんは上手でないから、こぼしてしまう事があります。
なので、少しこぼれても、またすくって食べさせてあげて下さい。
基本的には赤ちゃんが嫌がらないように、進めて行く事が重要です。
だからママやパパの声かけが重要になります。
声かけで、赤ちゃんがリラックスすることもあります。
後、歯磨きも忘れないようにしましょう。