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抗菌・除菌のやりすぎは逆効果?赤ちゃんのアレルギー対策の秘訣!

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赤ちゃんのお肌はバリア機能が弱く、お肌が荒れやすいもの。だから、抗菌・除菌グッズがあればすぐに欲しくなりますよね。しかし、過度な清潔信仰は実は逆効果なのです。そこで今回は、なぜ清潔のしすぎは逆効果なのか紹介していきます。

過度な洗い過ぎは逆効果!?

皆さん一度は「石鹸で手を洗いましょう」と言われたことはありますよね!

私も子供の頃は家でも、学校でもよく言われていました。

特に子供が生まれてからは、凄い小まめに手洗い・うがいをするようになりました。

 

確かに手洗いうがいをすることは大事です。

しかし、薬用石鹸など殺菌効果の高いもので、

1日に何度も洗いすぎると、皮膚常在菌という皮膚を守っている細菌も殺菌してしまいます。

 

実はこれが、かえってウイルスなどが皮膚に付着しやすくなってしまうのです!

そもそも皮膚常在菌てなんだ!?ってなると思います。

皮膚常在菌とは?

  • 皮膚常在菌はその名の通り、皮膚に常在している菌です。
  • 黄色ブドウ球菌など、約10種類以上の最近があります。
  • これらの菌は皮膚を弱酸性に保ち、酸に弱い病原菌をやっつけてくれます。

 

これは私たちにとって、とても大事な菌ですね!(」*´∇`)」

 

しかし、洗いすぎると皮膚常在菌のバリアが剥がれ、角質層に隙間ができてしまいます

この隙間からウイルスが侵入してしまうのです!

ウイルスだけでなく、アレルゲンが侵入するとアトピー性皮膚炎乾燥性皮膚炎を起こすこともあります。

 

うがいも同じで、健康な時でも殺菌作用の強いうがい薬を使うと、

逆に風邪やインフルエンザになりやすくなります。

普段の手洗い・うがいの方法

手洗いに関しては、帰宅後・食事前・トイレの後など洗う機会は多いと思います。

因みに水道水で10秒ほどしっかり洗うと、ウイルスはほとんど流れ落ちます。

 

手が土だらけなど、余程汚い時は薬用石鹸を使用した方が良いと思います。

薬用石鹸を使う回数は1日に1,2回くらいが良いと思います。

うがいも基本的には水のうがいで良いと思います。

 

他にもお茶や塩水を使用する方法がありますので、試してみてください。

喉が痛いなどのトラブルがある時は、殺菌作用のあるうがい薬を使用した方が良いです。

皮膚常在菌は手洗いすると、どうしても減ってしまいますが、時間が経てば元に戻ります

 

特に若い人ほど、そのスピードは早いです。

因みに、ある肌荒れのひどい人が、洗顔時に石鹸の使用をやめたら

2ヶ月で良くなった、ということもあります。

 

なんでもやりすぎは逆効果なんですね。

私もそれを知って、仕事や外出して帰宅した時は石鹸で洗いますが、

 

それ以外は余程汚くない限り、水でしっかり洗います(10秒ほど)。

抗菌・除菌に意識を向け過ぎるのは危険

抗菌・除菌を謳うものは最近多いですね!

私もそのワードを見たり、聞いたりすると良い事だと思います。

自分の子供のためだと思い、抗菌・除菌グッズ欲しくなりますよね!?

 

しかし、赤ちゃんのお肌は皮膚を守るバリアがとても弱いです。

ウイルスや細菌・ホコリなどが侵入しやすい状態です。

この状態の肌に抗菌・除菌作用のあるものが触れたら、

 

皮膚常在菌はダメージを負います。

赤ちゃんのお肌について詳しくはこちらをご参照ください

https://ikuji-onayami0324.com/blog-entry-2.html



抗菌マスクをした子供の中には、口周りがアレルギー性皮膚炎になったケースもあるんです。

 

ではどうすればいいのか!?ここは難しいところです。

赤ちゃんの体質もありますし、家族の生活環境がどういう状態かにもよります。

ただ、ここで知っておいて欲しいのは、抗菌・除菌に意識を持っていきすぎることは、赤ちゃんにとって逆効果であるということです。

 

皮膚常在菌という、自分達に良い影響を与える菌もいるということを知って欲しいのです!

決して、オムツ交換の時にお尻を綺麗にしない、洗わないということではありません

 

何事もやりすぎは良くないということです。

どの程度が良いのかは個人差があるので、現状赤ちゃんのお肌トラブルが少なければ、

それは赤ちゃんにとって良い状態であると思います。

細菌と触れ合った方が体は丈夫になる

赤ちゃんはお母さんのお腹の中にいる時は無菌状態です。

そして、生まれて出た瞬間に、細菌が赤ちゃんに入り込みます。

いつの間にか、腸内細菌が赤ちゃんに住み着く様になるのです。

 

腸内細菌は、赤ちゃんが口にしたものを分解・合成して栄養に作り変えます。

腸内細菌について詳しくはこちらをご参照ください

腸内フローラ改善で健康に!乳酸菌を増やす裏技は食物繊維腸内環境が悪化すると、生活習慣病やうつ病など様々な病気にかかりやすくなります。 特にお子さんのいるパパ・ママさんには、腸内環境の大切さ...

 

因みに大腸菌をはじめとする腸内細菌は、アレルギーを抑える働きがあると考えられています。

腸内細菌はとっても大事です!

あと、赤ちゃんの飲む母乳には免疫機能を高める効果があります。

 

成分としては、オリゴ糖など、腸内細菌のビフィズス菌の餌になるものもあります

母乳の効果は凄いです。

特に生後3週間くらいまでは、

  • 腸内有害菌の増殖を抑制する。
  • 腸管を成長させる。

 

などの免疫システムを強化する作用があります。

あと、遺伝的にアレルギー体質を受け継いでしまっても、

母乳中心で育つと、アレルギー発症率が下がる効果もあります!

 

他にも腸内細菌を強化する方法があります。

これは実は赤ちゃんが本能的に行っていることです。

赤ちゃんはなんでもかんでも舐めたがりますよね!?

 

これは本能的に様々な細菌を体内に取り込んでいると思われています

細菌を取り込み、腸内で共存させることで免疫システムを強化し、アレルギーにも強くなります。

だから、神経質なくらい綺麗にしすぎた環境で赤ちゃんと過ごすことは、実はよくないのです。

 

いろんな本を読んでいて、ある細菌学の先生は子供をアトピーにさせない方法として

「子供に落ちたものを食べさせること、足の指をなめさせること」

 

と言ったそうです。

結果的に、お子さん達はアレルギーもなく健康に育っているそうです。

まあ、抵抗感のある人はそこまでしなくてもいいと思いますが!笑

 

因みに我が家の息子には足の指を舐めさせていません。

気づくと勝手に足を舐めています!ヽ(´∀`)ノ

落ちたものも食べさせてないです。

 

色んなところを舐めまくっていますので、

自動的に細菌を集めておりますので十分かなと!

あと最近は公園に抗菌砂というものがあるそうですね。

 

抗菌だから菌があまりいないのでしょうか。

菌がいないと結果的に、どういう影響があるのかを予想できる事も大事です。

因みに土にいる土壌菌は腸内細菌を元気にさせる効果があるそうです。

 

これを飲んでいる人もいて、その人は健康らしいですよ!?(゚∀゚)

どうでしょうか!?

抗菌・除菌に対する認識は少し変わったでしょうか!?

 

決して抗菌・除菌をしてはいけないということではありません

部屋が汚ければ掃除機をかけた方が良いですし、

手洗いうがいもした方が良いです。

 

赤ちゃんは毎日お風呂に入れた方が良いですし、お尻もちゃんと拭きます。

ただ、極端にやりすぎることは、かえって逆効果になることを知って欲しいのです!

誰もが子供に健康に育って欲しいと思います。

 

だからこそ、子供の成長に関する知識を身につけることは重要です。

皆さんも家族のためにも自分のためにも、子育てに関する知識を深めて行きましょう!

ABOUT ME
TAKERU
名前:TAKERU。職業:理学療法士(Physical Therapist:PT)。育メン(修行中)。PTパパブロガー。整形外科で理学療法士をしながら、ママと一緒に育児を頑張る育メン修行中のパパ。千葉のど田舎出身で、生まれてからずーっと千葉県民。人見知りだけど、絡みたがり屋です。この育児ブログが色々な人達との交流の架け橋になればと思い、仕事もブログも日々奮闘中です。