お子さんに読み聞かせをしていますか?読み聞かせはお子さんの想像力を豊かにし、お子さんの成長に欠かせない要素の一つです。しかし、絵本は世の中に沢山あり、選ぶのがとても大変です。特に1歳児は大人しく聞いてくれません。そんな読み聞かせにオススメな絵本選びのコツを、まとめてみましたので紹介します。
目次
絵本の読み聞かせの役割
世の中にはたくさんの絵本が存在しています。
絵本の内容はそれぞれ違い、子供達にとっては常に新しい発見を経験することができます。
そんな絵本を読み聞かせると子供達には、どのような効果があるのでしょうか?
絵本を通して、様々な経験をする事で「想像力」が豊かになっていきます。
そして、多くの「感動」を繰り返し経験することができるんです。
本には様々なストーリーがあるため、「この先どうなるのか。」絵本ごとに新しい「想像力」を働かせることができます。
「想像する」ということは常に頭を使うため、お子さんの成長には欠かせません。
更に、色や形、物の大小など、色々な概念を絵本を通して学ぶこともできるので、読み聞かせは必ずと言っていいほどお子さんにして頂きたいですね。
しかし、1歳となると本のストーリーを理解するには、少し難しいところがあります。
そして、読み聞かせ中も大人しくしていることは難しいでしょう。
そうなると絵本選びにも少しコツが入ります。
そこで1歳のための絵本を選ぶコツを紹介していきたいと思います。
ちなみに読み聞かせる側にもちょっとしたコツが必要です。
それはこちらの記事で紹介しています。
「読み聞かせのコツは速度が重要。場面に応じて変化させよう。」
1歳児向け絵本選びのコツ
1歳児にオススメな絵本選びのコツはズバリこの3つです。
- 繰り返しのフレーズが入っている。
- リズムが良い文が入っている。
- 様々なジャンルを選ぶ。
ではそれぞれ説明していきますね。
繰り返しのフレーズが入っている
1歳くらいの子供が興味を持ってくれやすい事として、繰り返しのフレーズがあります。
例えて言うのであれば「いないいないばあ。」などです。
色々なキャラクターが出てきて、「いないいないばあ。」をしていく絵本などはオススメですね。
ここでのポイントは
「読み手が文章を単調に読まずに、抑揚をつける事。」
「子供にワクワク感を持たせる。」
この2つです。
単調に文章を読んでいると、パパやママが楽しく読み聞かせをしていないように見えるため、NGです。
しっかりと抑揚をつけながら文章を読み、親子で楽しく読む事を意識しましょう。
もう一つは子供にワクワク感を持たせる事です。
同じスピードで読まずに、「いないいなーい。」と「ばー。」の間に少しタメを作りましょう。
そうすると、子供の読み聞かせに対するワクワク感を、より一層引き出すことができます。
リズムが良い文が入っている
主に擬態語、擬声語、擬音語の部分が多く入っているところもポイントです。
一例を挙げると、
擬態語「キラキラ、ツルツル、ニコニコ。」
擬声語「ワンワン、オギャー、ペチャクチャ。」
擬音語「ゴロゴロ、ドンドン、ザアザア。」
などがそうです。
このフレーズの時に、強調することで子供も喜び、本に対する興味がドンドン湧いてきます。
ここで単調に読んでしまうと、読み聞かせはつまらないものと判断し、大人しく聞いてくれないでしょう。
様々なジャンルを選ぶ
様々な種類の絵本を子供に体験させた方が、より多くの想像力や感動を経験することができます。
もちろん、同じジャンルだけの本がダメというわけではありません。
効果はもちろんありますし、悪影響はないでしょう。
しかし、どうせ効果があるなら、色々な世界をお子さんに体験させてあげたいですよね。
親からみて面白そうな本だけではなく、時には普段だったら選ばなそうなジャンルの本も読み聞かせてもいいと思います。
1歳児にオススメの絵本
ではオススメの絵本をそれぞれ紹介していきます。
ぶぅさんのブー
この絵本は文字数こそ少ないですが、ブーというフレーズが繰り返し入っています。
可愛らしい豚さんが登場するため、子供も興味を持つでしょう。
更に、毎ページにブーというフレーズがあり、テンポ良く読むことで、親子一緒に楽しめる1冊です。
だるまさんの
この絵本は、だるまさんの体の部位を読んでいく内容となっています。
結構、気に入ってくれるお子さんは多いと思いますよ。
「だるまさんが転んだ。」のリズムでテンポよく読んでいくと、お子さんも喜びます。
この「だるまさん。」はシリーズ物で、全部で3部作あります。
3部作を是非そろえてください。
全ての内容でお子さんは興味津々で聞いてくれますよ。
いないいないばああそび
「いないいないばあ。」という言葉はどんな子供も笑顔にする、魔法の言葉と言ってもいいでしょう。
それくらい「いないいないばあ。」は効果抜群なんです。
この絵本はそんな「いないいないばあ。」を色々なキャラクターと一緒にしていく内容となっています。
読み手側が「いないいなーい。」と「ばあ。」の間にワンクッション置くことで、よりお子さんが喜んでくれます。
これは私が1歳児にオススメする1番の絵本ですね。
もこもこもこ
この本の内容はとても不思議なものとなっています。
「もこもこ。」とか「にょきにょき。」など、子供が喜ぶフレーズがたくさん入っているんですよ。
この絵本は1977年に発売されていますが、長い年月を経ても愛され続けています。
絵本の中に出てくるフレーズが、子供にとって真似しやすいものばかりなので、「子供も一緒に声を出して読むようになった。」という声が非常に多いです。
長文ではないので、パパやママもそんなに疲れずに読む事ができます。
ちょっとした時間潰しにはうってつけの絵本ですね。
オススメ絵本の番外編
ここでは繰り返しのフレーズなどが少なく、ストーリーがしっかりした絵本を紹介していきます。
今まで紹介した絵本よりも、1歳児は興味を持ちにくいかもしれませんが、いずれ読んで欲しいそんな絵本です。
はらぺこあおむし
この絵本を子供の頃に読んだパパさん、ママさんも多いのではないでしょうか?
腹ペコのあおむしが、色々な食べ物を食べながら、やがて蝶になるまでのストーリーです。
長年愛され続けている有名な絵本なので、是非お子さんの読み聞かせで読んであげて下さい。
おやすみ、ロジャー
これはスウェーデンの行動学者の方が、心理学のテクニックに基づいて作成した絵本となっています。
文章の中に細かい指示があり、
「ゆっくり読む。」
「強調して読む。」
など、他にも様々な指示があります。
そうする事で、お子さんを落ち着いて眠りやすくする効果があるのです。
心理学に基づいているので、効果は抜群だそうです。
お子さんが眠らなかったら、読み手側の技術的な問題と書いてあるので、この本を読む時は練習が必要ですね。
ちなみに、運転中の人のそばで読まないように、という注意書きがあります。
居眠り運転になってしまうので、大変危険ですよ。
最後に
今まで紹介した絵本の中で、皆さんが読んだ事・聞いた事がある本があったと思います。
私も今日紹介した絵本の中で、いくつか幼い頃に読んだ事のある絵本がありました。
絵本は時代を選ばないんですね。
さて、ここで紹介した絵本は私が厳選したものとなります。
世の中には他にもたくさんの本が、星の数ほど存在しているでしょう。
そして、世の中に存在している絵本を全部読み聞かせるくらいの勢いで、絵本を読んであげて下さい
様々な経験をさせる事は、お子さんの成長にとってとても大事な事です。
ママさんもパパさんも嫌々やっては効果がありません。
親子で楽しく絵本を読めるようなものを選んで下さい。